緑陰の里プロジェクト

高齢者の就業は高齢者が作る
  数年前自治会長を引き受けたのを機に、30年来手掛けましたアパートの原状回復事業をたたみアルバイトの募集に応募しましたが、高齢者の雇用環境は厳しく、求人募集における“年齢問わず”はお題目であって、働きたくても働けない状態でありました。
リタイアした高齢者は、新たな就業機会を求めている、高齢者の知識、経験は得難いものがあり体力的にも十分通用するにも拘らず、外国人を採用するなど雇用のミスマッチが起きている。
  空き家対策事業、竹林整備、を通し高齢者の就業機会を創造し高齢者の居場所を構築する。
高齢者はシルバーではなくプラチナである、

 


竹林整備

インスタ映えする竹林は、観光としての要素を持っており、白子タケノコ、早出しタケノコの生産、及び衣笠茸を栽培する観光農園を基軸に新たな就業機会を構築する。
アンテナショップとしての菓子舗を誘致し、地代を地主に支払う事により永続的な竹林の活用を行う。伊豆の国市山木の「おもしろ情報発信基地いず」と共同企画で竹林を整備しております。広さは1,000坪程度でありますが、企画の条件とした富士山を望むことが出来ます。
当会発足の機縁となりました興国寺城の初代城主「北条早雲」は伊豆に進出し、最後の城主「天野康景」の祖先 遠景はこの韮山(伊豆の国市)の出身であります。

整備します山木地区は豊臣秀吉の小田原の陣で、韮山城に籠る北条氏規を攻める為に築かれた付城の跡であり、また令和4年のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の一人である仁田忠常家(静岡県函南町)の竹藪も整備いたします。
放置竹林の整備は喫緊の課題であり、歴史のロマンを感じながら新たな竹林に生まれ変わらせたいと思います。

竹藪整備引き受けます

処分方法        竹をチップにして竹藪に播く
料金
処分する竹      1本当たり      1,200円
状  件       チッパーで処理する為、機械が圃場には入れる事


筍栽培


愛鷹山南麓は古来タケノコの産地にて、昭和6年地元 浮島尋常高等小学校 教師「神田政平」が中心となり地誌を作成し「浮島郷土の研究」と題して刊行された。その中のタケノコの部分を抜粋すると

黒潮のある所筍の生育良いとか吾国太平洋に沿ふ所筍の生産に富む・・中略・・・駿 「マーク」を以て売り出したるに東京市場に一大センセイションを起し移入品中の最高級品として販売せられ一躍浮島筍の名実をあげ得たり・・・
と記されております。

法人が発足して以来、竹藪整備と共にタケノコ栽培に努めてまいりました、文献をもとに工夫研鑽いたしましたが結果は得られませんでした。  
今迄の失敗を研究成果として、令和6年からは当会独自の方法でタケノコ栽培を行い、早ければ7年の春、先人に負けないタケノコが出来ればと思います。



衣笠茸の栽培

アグリオープンイノベーション機構(AOIパーク)、富士きのこセンター、田方農業高校、林業研究センターと共同で進めてきました。
衣笠茸は茸の女王とも呼ばれ、竹林に多く発生することで知られており、放置竹林解消の一環として着目して、令和4年7月に子実体より採取した菌糸を培養し、培地の作成が終了した令和5年1月末に竹藪に伏せ込みました。
発生時期の6月に期待しましたがは残念ながら発生には至りません         
でした。菌床を植え込む時期が遅く、本来菌糸が伸長する春には既に高温になり菌糸の伸長が止まってしまったのが原因と思われます。                
6年度は新しい培地を作製して再度挑戦いたします。